他院で肥満細胞腫と診断され、手術、抗がん剤の投与を勧められてセカンドオピニヨンで来院しました。
経過:
2才の頃より耳の付け根にポツンと小さな腫瘤が出来ておりました。経過を見ていましたら、赤くなり出血するようになり動物病院に行きバイオプシーという細胞検査を行いました。病理検査の結果は「肥満細胞腫」でした。獣医師より手術と抗がん剤の治療を勧められ、飼い主はセカンドオピニヨンで来院しました。
初診時はとてもシャイで怖がりの様子で通院の車の中でもずーとと鳴いていたようです。性格は元々シャイで神経質、パニックになり易く飼い主さんは通院の心配を話されていました。
飼い主さん年齢も若いので手術、抗がん剤以外の治療を希望されました。
治療:
まず、食事の変更をお願いしました。腫瘍は食事中の糖質(炭水化物)をエネルギー源としますので、タンパク質の多い、糖質(炭水化物)の少ないフードに変更し、総合栄養剤を与えてもらいました。
さらにCBDオイルと腫瘍の局所にはCBDオイルの軟膏を塗ってもらいました。
また、水様性の珪素水を飲みに入れてもらいました。
初診より1ケ月後に来院しました。
初診の際はとてもシャイでしたが今回は穏やかで、顔付きもフレンドりーでした。通院の車の中でも落ち着いていたそうです。
食事の切り替えもスムーズで良く食べて、便の状態も良く元気になっているとのお話でした。軟膏を付けても気にしなく治療ができたそうです。
CBDオイルを与えるようになぅてから、性格はとてもフレンドりーになり、食事の変更や栄養療法により、最近は被毛の艶も良くなり、体格もとてもしっかりとなりました。腫瘍も小さくなり、手に触れないような状態になっております。
現在は治療後1年になりますが、定期的に診察、治療を続けておちますが、経過は良好です。