3才のチワワの男の子です。最近元気なく、散歩を嫌がり遊ばなくなりました。最近肥って来て外耳炎を繰り返していました。
食事はトーモロコシ主体のフードでタンパク質20%、糖質(炭水化物)46.7%のフードでした。健康なワンちゃんは最低でもタンパク質は35%以上が必要です。
血液検査では、総蛋白質5.5g/dl、アルブミン2.4g/dl、尿素窒素8.0mg/dl、総コレステロール86mg/dlでした。この検査結果を分子栄養療法より解析するとかなりのタンパク質不足となります。このワンちゃんは子犬の時よりこのフードを食べておりました。
さらに糖質の多いおやつとジャーキーを1日に何回も食べておりました。
栄養不足のためか、体は痩せており後肢の筋肉も少なく、被毛もパサパサでした。食事による低栄養より、成長が妨げられ元気が無くなりました。糖質の多い食事を毎日与えたため、アレルギー状態となりが外耳炎を繰り返していたと考えられました。
治療:
タンパク質の多い良質なフードへの変更と医療用の総合ビタミン剤とプロテインを与えてもらいました。さらに鶏の胸肉と野菜のスープのトッピング、タンパク質の多いおやつと運動をしてもらいました。
2ケ月程たちますと、元気も出て来て遊ぶようになりました。それと共に外耳炎や被毛の状態改善しました。