1才のフェレンチブルドックとプードルのMIXの1才の女の子です。
下痢、軟便、耳の汚れや外耳炎、排尿のトラブルが続いておりました。今まで食べているフードを確認しましたら、チキンミール、エンドウ豆、米、玄米、ビートパルプとビタミンンやミネラルが多いフードでした。タンパク質も少なく、糖質(炭水化物)が多いフードでした。フレンチブルドッグはアトピーやアレルギーの多い犬種です。MIX犬ですが体質は飼育するためには重要です。
フードの変更を提案しました。タンパク質の多い糖質(炭水化物)の多いフードからタンパク質が多く炭水化物の多い食事に変更しました。 新しいフードは気にいって、良く食べてくれました。
ワンちゃんは人より2~3倍のタンパク質が必要です。特に子犬から成犬になるまでの成長期には成犬の2~3倍の蛋白質が必要になります。成長期に十分にタンパク質が少なく、糖質の多いフードを与えていると成長に問題を起こし、筋肉、骨格系や免疫系のトラブルを起こし易く、将来はメタボな体質を作り生活習慣病に繋がります。
このワンちゃんはフードを変えてから2ケ月ほどで、今まであった症状やトラブルは無くなり、とても元気になりました。やはり、健康で長生きのペットになるためには、良質なタンパク質が多く含まれ、糖質(炭水化物)の少ないフードを選ぶことが大切です。
当院では専門栄養カウンセラーによる子犬からのフード相談、ごはん相談も行っております。