●8 前十字靱帯断裂の治療法として、大型犬ではTPLO(脛骨高台部水平化術)が最も適した手術法とされています。TPLOではこの様な特殊な器具(患犬のサイズにより使い分ける)、ジグ、1/4円の電動ソー、そしてプレート等が必要です。 |
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●9 アプローチは内側膝関節部からです。 |
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●10 内側関節包に小切開を加え、関節内の状態(前十字靱帯断裂、あるいは半月板の損傷の程度)を観察します。 |
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●11、12 正確な骨切術を行うため、脛骨の近位と遠位の適当な部位に患犬のサイズに合ったジグを脛骨に平行に2本のピンで固定します。 |
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●13、14 2本のピンに平行に電動ソーを装着し、正確に1/4円の骨切術を脛骨頭部に行います。 |
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●15 中央の太いピンは骨切術を施された脛骨の頭部を適切な角度に回転させる為のものです。また上部の細いピンは回転された脛骨頭部を一時的に固定させる為のものです。 |
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●16 適当なサイズのプレートをスクリユーで固定します。 |
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●17 最後に筋肉、皮下組織、皮膚の縫合をします。 |
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●18 術後のX線写真です。約2か月で治癒しますが、術後、6ヶ月は激しい運動は制限されます。 |
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