大型犬の重度の膝蓋骨外方脱臼症の外科治療

●34
この画像は両側の重度の膝蓋骨外方脱臼のピレネー犬です。後肢のつま先の外方変位,外反膝、クラウチングスタイル,負重時の後肢の外方への捻転そして異常歩様が観察されます。
  膝蓋骨外方脱臼
 
●35
典型的な左右膝関節の膝蓋骨の外方脱臼を伴った患犬の動画です。
この症例は8ヶ月令のグレートピレネーです。極端な左右の後肢のX脚、そして独特なクラウチングスタイルの歩様が観察されます。
 
 
●36
正面X線画像上で ①外反股、 ②大腿四頭筋の外方偏位、 ③膝蓋骨の外方偏位、 ④大腿骨遠位端の変形、 ⑤脛骨近位の外転そして脛骨の外方偏位が認められます。
  外反股
 
●37
膝蓋骨外方脱臼の外科治療の原則は内方脱臼のそれと同様ですが、大腿骨遠位部で大腿直筋の外側にスクリュウーを挿入し、大腿直筋、膝蓋骨の外方への逸脱を防止します。このスクリュウーは2か月後に抜去します。
  膝蓋骨外方脱臼
 
トップへ戻る▲
  • 特大
  • 大
  • 標準