約6歳のメスのワンちゃんです。
検診時の超音波検査にて、偶然脾臓の一部に腫瘤を認め、脾臓摘出を行いました。
麻酔をかけ、仰臥位にて、毛刈り、消毒を実施。
お腹を開け、脾臓を確認。
脾臓の血管を結紮、または半導体レーザーにてシーリングし、摘出を進めます。
脾臓摘出後、腹腔内に問題がない事を確認し、閉腹しました。
摘出した脾臓です。
約6歳のメスのワンちゃんです。
検診時の超音波検査にて、偶然脾臓の一部に腫瘤を認め、脾臓摘出を行いました。
麻酔をかけ、仰臥位にて、毛刈り、消毒を実施。
お腹を開け、脾臓を確認。
脾臓の血管を結紮、または半導体レーザーにてシーリングし、摘出を進めます。
脾臓摘出後、腹腔内に問題がない事を確認し、閉腹しました。
摘出した脾臓です。
麻酔直前、小ケージ内にて酸素吸入後、麻酔ガスを流します。
鼻先にマスクをあてます
反転して戻らない頬袋を結紮し、切除します。
切除した頬袋です。
短時間で終了し、無事目覚めました。
小型犬、10歳 重度の歯石、複数の歯のぐらつきを認め、スケーリング、抜歯及び抜歯後の欠損部に歯肉粘膜フラップを実施しました。
抜歯、歯肉粘膜フラップ後
ワンちゃん、特に高齢の小型のワンちゃんたちは、歯周疾患が多く、かなり重度の状態で処置を行なうことが多いです。ワンちゃんも人間同様に、日頃からの口腔ケアが必要です。
症例は3歳のメスのハリネズミさん、血尿を主訴に来院
血液検査では白血球数の上昇を認め、(採血風景)
レントゲン検査、エコー検査にて、子宮疾患を疑い、手術を行う事となりました。
手術前、酸素吸入後、イソフルランにて導入
麻酔はマスクにて、心電図モニター、SPO2,背中には温風ヒーター。
手術風景
摘出した子宮及び卵巣
縫合しています。
手術後短時間で覚醒し、出血も治まりました。
いつまでも、元気で過ごして欲しいです。
他院で肥満細胞腫と診断され、手術、抗がん剤の投与を勧められてセカンドオピニヨンで来院しました。
経過:
2才の頃より耳の付け根にポツンと小さな腫瘤が出来ておりました。経過を見ていましたら、赤くなり出血するようになり動物病院に行きバイオプシーという細胞検査を行いました。病理検査の結果は「肥満細胞腫」でした。獣医師より手術と抗がん剤の治療を勧められ、飼い主はセカンドオピニヨンで来院しました。
初診時はとてもシャイで怖がりの様子で通院の車の中でもずーとと鳴いていたようです。性格は元々シャイで神経質、パニックになり易く飼い主さんは通院の心配を話されていました。
飼い主さん年齢も若いので手術、抗がん剤以外の治療を希望されました。
治療:
まず、食事の変更をお願いしました。腫瘍は食事中の糖質(炭水化物)をエネルギー源としますので、タンパク質の多い、糖質(炭水化物)の少ないフードに変更し、総合栄養剤を与えてもらいました。
さらにCBDオイルと腫瘍の局所にはCBDオイルの軟膏を塗ってもらいました。
また、水様性の珪素水を飲みに入れてもらいました。
初診より1ケ月後に来院しました。
初診の際はとてもシャイでしたが今回は穏やかで、顔付きもフレンドりーでした。通院の車の中でも落ち着いていたそうです。
食事の切り替えもスムーズで良く食べて、便の状態も良く元気になっているとのお話でした。軟膏を付けても気にしなく治療ができたそうです。
CBDオイルを与えるようになぅてから、性格はとてもフレンドりーになり、食事の変更や栄養療法により、最近は被毛の艶も良くなり、体格もとてもしっかりとなりました。腫瘍も小さくなり、手に触れないような状態になっております。
現在は治療後1年になりますが、定期的に診察、治療を続けておちますが、経過は良好です。
性格はおとなしく、分離不安、カミナリ、花火に恐怖がありとても飼い主さんは困っておりました。消化管のトラブルもあり、長い間下痢、便秘に悩んでおりました。長年皮膚炎があり、当院での治療と定期的なシャンプーと皮膚の匂いが出てくるとご自宅でもシャンプーをしておりました。白内障より緑内障を併発し治療中です。
治療:
治療は食事に気を付けてもらい、栄養療法とホモトキシコロジーによるの皮膚の治療をしました。しかし、カミナリ、花火は季節により毎日のこともあり、とても飼い主さんはとても困っておりました。
経過:
そこでCBDオイルを提案しました。そうしましたら、今までは遠くでのカミナリの音や花火にも怖とても怖がっていたのに次第に恐怖は少なくなりました。そして嬉しいことにカミナリが近くでなっても、花火が上がっても大丈夫になったのです。約1年間CBDオイルを続けていますが、性格も明るくなり自己主張も出来るようになりました。下痢や便秘も改善して毎日良い便をしております。CBDオイルは腸の炎症を改善する作用もあります。腸では体の70%もの免疫に関係していると言われ第2の脳とも言われておりますのでお腹の状態が改善することは、体全体に良い結果をもたらすのです。今までは全身の皮膚炎がありあちこちが赤くなり、良く舐めて匂いもありましたが、最近は殆ど皮膚の炎症もなく匂いもなくなりました。さらに緑内障のため眼圧が高く痛みもありましたが、現在は安定しております。CBDオイルは抗酸化作用、抗炎症作用そして免疫調整作用がありますので、アトピー含め皮膚炎には有効です。しかしCBDオイルのみでは改善は難しいですので、必ず食事療法と総合栄養剤、などの栄養療法は必要です。今回のワンちゃんは約1年間CBDオイル、食事療法、サプリメント療法(栄養療法)を続け、今の状態が得られたのです。
飼い主さんはCBDオイルを飲むようになってから、カミナリ、花火恐怖症の改善、性格がとても明るく元気になり自己主張も出来るようになりました、
毎日良い便もでるようになり消化器症状や長年の皮膚炎の改善、精神状態の改善が見られたことはCBDオイルの効果と考えられますとお話されております。
肝臓病、腎臓病、角膜潰瘍、白内障の治療中でした。ある日、斜頸、旋回、起立困難となり、元気食欲もないとのことで来院しました。
前庭疾患と診断し、治療を行うことになりました。
治療は元気・食欲低下には分子栄養療法として、マイヤーズ・カクテル(高度栄養点滴)の皮下点滴、総合ビタミン剤、EPA/DHA、COQ10、グルタチオン(肝臓薬)、BCAA(アミノ酸)などを飲んでもらいました。
前庭疾患の治療にはホモトキシコロジーというドイツの医療、オゾン注腸法とCBDオイルを使用しました。
経過:
食欲は次第に改善していきました。
前庭疾患の経過はゆっくりで、進行は止まりましたが十分な改善は認められませんでした。そのためCBDオイルの濃度を徐々に増加してみました。そうしますと、高濃度のCBDオイルを飲ませて1時間程しましたら、今までたてない状態だったのが、立ち上がり歩くことが出来るようになりました。その後もCBDオイルと他の治療との併用治療で歩行が可能になりました。
前庭疾患は一般的にはステロイド治療が主な治療です。このワンちゃんは肝臓や腎臓の病気がありましたので、今回はCBDオイルとホモトキシコロジー等の治療で改善しました。体に優しい治療で改善されたことは、飼い主さんにとつてもワンちゃんにとつてもとても良いことです。
CBDオイルは様々な神経症状に効果が認められております。痙攣発作、てんかんの治療や予防にも効果が認められ、アメリカではCBDオイルの抗けいれん剤が認可されております。
CBDオイルは抗炎症作用、鎮痛作用、多くの神経の問題(痙攣発作、てんかん、各種神経疾患、認知症など)、免疫のコントロール(免疫の調整)、老齢疾患、各種慢性疾患、各種がんにとても効果があります。
当院のCBDオイルは臨床CBDオイル医学会推奨のオイルを使用しております。
当院のCBDオイル使用症例を紹介いたします。➡CBDオイルの詳細はこちら
◎症例: 認知症、徘徊、夜鳴き、前庭疾患、多発性椎間板ヘルニア
柴犬、10才の男の子です。
他院で1ケ月間入院治療したが改善せず悪化傾向となり、獣医師よりこれ以上は治らないから自宅で看て下さいと言われました。
初診の時は、全く立つことができなく診察台に横になり、元気もなくぐったりしていました。お話を聞きますと、しばらく前より認知症と前庭疾患、多発性椎間板ヘルニアと診断されて治療をしていりました。夜鳴きもあり、部屋の中を1日中ぐるぐるまわって落ち着かなくなりました。その後起立ができなくなりなりました。1ケ月間入院治療しましたが、殆ど立つことが出来なく寝たきり状態になり、食事もとれなくなりました。担当の獣医師よりはこれ以上の治療は出来ませんと言えわれとても困っておりますと飼い主はお話になりました。
当院に来た目的は鍼灸治療を希望されての来院でした。
治療:
飼い主さんの話を聞いて、まず認知症や徘徊、前庭疾患、多発性椎間板の治療としてCBDオイルを勧めました。CBDオイルが抗炎症作用、鎮痛作用、多くの神経の問題、免疫のコントロール、老齢の病気にとても効果があります。
長い間の入院生活も認知症状を進行させた可能性もあるため、出来るだけ飼い主さんとの時間を多くとってもらうように外来での治療をお願いしました。
食欲もなく全身的に痩せて、筋肉もかなり少なくなっていましたので、分子栄養療法による治療も併用しました。具体的には食事、サプリメント、マイヤ―ズカクテルという高栄養の点滴療法、そして多発性椎間板ヘルニアや腎臓の治療にはホモトキシコロジーというドイツの医療を併用しました。さらに鍼灸療法、リハビリ、ドッグ゙マッサージ療法を治療に入れました
1週間後より食欲が改善傾向となり、症状が改善してきて顔付きもよくなり体を起き上がることが出来るようになりました。
約1ケ月後には、手で支えてあげると立つことが出来るようになりました。
その後2ケ月後ころより自力で歩行が何とか出来るようになり、3ケ月後には大好きな散歩も可能になりました。
もう立てない、歩けない、治療はこれ以上はないと言われていた飼い主にとつて、奇跡が起きました。諦めないで良かったというお話がありました。
初診時
1ケ月後
病歴・治療:
高齢な猫ちゃんで、今まで糖尿病と腎臓不全、ステージⅡで治療中でした。
右後肢の肉球の腫れに気付いて病理検査したところ、非上皮性に由来する悪性腫瘍と診断されました。高齢のため手術は望まれなかったため、局所治療として、レーザー治療、エタノール注入法、オゾン化クリーム軟膏などを使用しました。
全身療法はオゾン注腸法、マイヤーズ・カクテル点滴療法、ホモトキシコロジ―療法を用いました。しかし、先端のがん治療を進めても腫瘍は大きくなり、出血、化膿と骨まで見えるようになりました。
丁度、新しいサプリメントである医療用CBDオイルの治験のお話があり使用を試みました。飼い主さんは初めて聞くCBDオイルに戸惑っておりましたが副作用が少なく、腫瘍、老齢の病気、糖尿病、腎不全にも効果が認められていることを話して了解を得ました。
CBDオイルは1日2回口に直接投与してもらいました。口に入れることを嫌がる時はフードに入れてもらいました。CBDオイルは舌下静脈より吸収され効果が早く出ます。フードに入れると効果は下がりますが、口より与えることが難しい場合は行います。
今までの治療は平行して行いました。
経過:
1ヶ月ほどたった時より、飼い主さんより「腫瘍が少し小さくなっているようです」と報告がありました。99日経過したときは、腫瘍は縮小してきました。炎症や出血も落ち着いてきました。
その後、次第に腫瘍は小さくなり、出血や化膿も落ち着き皮膚の再生もしてきました。(写真125日目)
その後、腫瘍は縮小し351日目にはかなり改善しました。
このネコちゃんは、CBDオイルや糖尿病、腎不全の治療を続け24才に天国に旅立ちました。高齢で、病気の治療をしながら24才まで生活出来たことに、飼い主さんは大変に満足しておりました。
治療前:
〇〇動物医療センターで頭部腫瘍と診断され、余命宣告されたわんちゃんが来院しました。抗がん剤で治療しましたが、改善はなく副作用が強く嘔吐、下痢m食欲の著しい低下があり、治療の限界を伝えられました。さらに、老齢(17才)で、MRIなどの検査は麻酔のリスクもあり出来なく自宅で様子みて欲しいと言われました。
初診時は頭頂部がおおきく腫脹し、両目が開かない状態でした。食欲なく、元気なく動くことができなく、横たわっておりました。
治療:
飼い主さんは、他の人より高濃度ビタミンC点滴療法を勧められ希望されました。
来院初日より、高濃度ビタミンC点滴療法とかなり衰弱しているので、マイヤーズ・カクテルの高栄養の点滴とオゾン注腸法、ホモトキシコロジー、そしてホメオパシーなどの治療を行いました。
経過:
1週間に2回の通院を開始しました。
高齢のため、硬いフードは食べることが難しく、食事は手作り食を中心に、ミキサーで軟らかくして与えてもらいました。
その他、栄養療法として、プロテイン、アミノ酸、総合ビタミン剤、高酸化ミネラル、VA、EPA/DHA、ビタミンE、持続性ビタミンC、乳酸菌製剤などを無理のない範囲で併用しました。
次第に頭頂部の腫れが少なくなり、眼の腫脹も減少してほゞ2ケ月目には正常な状態となりました。
1ケ月間治療し、食欲も改善し散歩も可能となりQOLも改善してきましたので、1週に1回の通院となり、通院のストレスと高年齢を考えて、次第に通院間隔を空けて、様子見ながら治療を継続しました。一般状態もよく、治療の間隔も月2回の点滴と自宅でのケアとなりました。
治療間隔を空けてもその後は腫瘍の増大はありませんでした。腫瘍は落ち着いておりましたが、高齢のため、徘徊、認知症、ボケ症状がでてきました。それでも、飼い主さんはしっかりと看護をされておりました。
その後、治療8ヶ月で眠るように旅たちました。飼い主はとても満足していると話をされました。
初診時写真
2ケ月後